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大規模な風力発電サイトを開発・建設し、それを運営していくためには、非常に膨大な資金を必要とします。
この資金を調達し運用するためには、様々な機関と契約を交わさなければなりません。
ここではこうした資金運用とその契約の流れとつながりについてを説明していきます。

資金運用と契約の流れ

資金の調達は2種類あります。
銀行・リース会社・損害保険会社等の「金融機関からの借入」と「国からの補助金交付」。
この資金を元に、現地法人となる子会社を設立し、風力発電サイトの建設を行います。
風力発電サイトが完成し風車が稼働をはじめると、そこで生み出された電気は電力会社へと販売されます。この電力会社との契約を「長期売電契約(PPA契約:Power Purchase Agreement)」と言います。
こうして販売された電気の売上金額から、金融機関への諸費用の支払いや借入の返済等を行なっていきます。

風力発電サイトにおける資金運用と契約の流れ

建設のための契約

建設に関わる契約として「EPC契約(Engineering Procurement and Construction)」という契約があります。エンジニアリング • 資機材調達 • 建設工事の略語であり、主な契約内容として、この契約を結んだ業者が建設工事の元請になり、様々な下請け業者の手配 • 工事の監理を行ないます。

風力発電サイトにおける資金運用と契約の流れ